28卒採用の秋冬施策|仕事体験・社員交流・参加後フォローの3つのポイント

採用

2028年3月卒業予定の学生(28卒)に向けた、2026年秋冬の採用準備では、参加しやすい短時間のプログラム、社員との交流、参加後の継続フォローを一連の流れとして設計することがポイントです。

「仕事体験や説明会を開催しているのに、その後の応募につながらない」「学生に何を伝えればよいか迷う」。こうした課題がある場合は、開催回数を増やす前に、学生が参加を通じて何を知りたいのかを見直してみてはいかがでしょうか。

今回は、キャリタス就活の学生モニター調査をもとに、28卒学生の参加意向と、企業が取り組みたい3つの施策を整理します。新卒採用を担当する方が、仕事体験・社員交流・参加後のフォローを一連の流れとして見直すための参考にしていただければと思います。

調査は、2028年3月卒業予定のキャリタス就活の学生モニターを対象に、2026年9月15日〜27日にインターネットで実施され、863人が回答しています。学生全体を代表する数値とは限らないため、自社の対象学生の反応と照らし合わせて活用しましょう。なお、調査における「インターンシップ等」には、オープン・カンパニーなども含まれます。

調査回答者の82.6%が、1日以内のプログラムへの参加を希望

キャリタス就活 学生モニター2028「9月後半時点の就職意識調査」では、回答者の82.6%が「今後、1日以内のプログラムに参加したい」と回答しています。

この結果から、半日〜1日で参加できるプログラムは、学生との接点をつくる選択肢として検討できます。ただし、参加を希望する割合と、自社への応募につながる割合は同じではありません。短時間で開催することに加え、参加後に学生が何を理解できるかを明確にすることが大切です。

参加したい時期は、2026年11月が78.7%、12月が74.1%、10月が71.1%でした。秋冬の企画を考える際は、学生の参加意向に加えて、学業や授業の予定、自社の受入れ体制も踏まえて開催日を決めましょう。

学生が求めるのは、選考の情報と社員との接点

同調査で、学生が参加を希望するプログラムの内容として挙げたのは、次の項目です。

  • 本選考についての情報が得られる:62.2%
  • 社員と交流できる:55.9%

これらの結果からは、企業の事業内容を知るだけでなく、「選考に向けて何を準備すればよいか」「実際にどのような人と働くのか」を確かめたいというニーズがうかがえます。

企業側は、会社紹介に加えて、募集する仕事の具体像や社員の経験、今後の案内を組み込むことで、学生が次の行動を考えやすいプログラムを目指せます。

28卒採用に向けた秋冬の準備で、取り組みたい3つの施策

以下は、調査結果を踏まえたWAPの提案です。調査が各施策の採用効果を検証したものではありません。自社の募集職種と学生の関心に合わせて調整ください。

1.半日〜1日の、参加しやすい短時間プログラムを設計する

ここでは、半日〜1日の仕事体験や説明会を「短時間プログラム」と呼びます。調査の「インターンシップ等」という総称と、自社が実施するプログラムの名称・内容を混同しないようにしましょう。

まずは、プログラムで伝える内容を絞ります。「事業を知る」「仕事をイメージする」「社員と話す」など、参加後に学生に持ち帰ってほしいことを決めると、構成を整理しやすくなります。

例えば、半日のプログラムであれば、次のような流れが考えられます。

  • 会社・事業・募集職種の説明
  • 実際の業務を題材にしたミニワーク
  • 社員からのフィードバックと質疑応答
  • 今後のイベントや、公開できる範囲での採用プロセスの説明

募集時には、所要時間、実施形式、当日の内容、参加して得られることを具体的に示しましょう。「短いから参加しやすい」に加えて、「自分にとって参加する意味がある」と伝えることが重要です。

2.若手社員との座談会など、働く人を知る機会を設ける

社員との交流では、仕事内容や職場の雰囲気を具体的に伝えることを意識しましょう。若手社員の経験は、学生が入社後の自分を想像するための材料になります。

座談会では、例えば次のようなテーマを用意します。

  • 入社を決めた理由と、入社後に感じたこと
  • 1日の仕事の流れと、現在担当している業務
  • 仕事で難しかったことと、周囲から受けたサポート
  • 入社前に準備しておいてよかったこと

良い面だけでなく、仕事の難しさや、それをどう乗り越えたかも伝えると、学生が自分との相性を考えやすくなります。質問時間を十分に確保し、事前に質問を受け付けるなど、話しやすい進め方も検討しましょう。

3.参加後の継続フォローと、次の行動への案内を用意する

プログラムの終了後は、お礼の連絡だけで終わらせず、学生が次に何をすればよいか分かるようにしましょう。

  • 参加のお礼と、当日の振り返りに役立つ情報を送る
  • 学生の関心に合った職種情報や社員紹介を案内する
  • 次回イベントや個別相談など、接点を続ける機会を示す
  • 採用プロセスを説明する場合は、案内時期・対象者・手順を明確にする

採用プロセスの説明では、決まっていることと未定のことを分け、実際に提供できる機会を伝えましょう。選考時期や参加者情報の取扱いは、対象年度の就職・採用活動に関する要請とプログラムの区分を確認し、学生の学業にも配慮して設計します。担当者や連絡のタイミングをあらかじめ決め、参加者への対応にばらつきが出ないようにしましょう。

27卒採用のふり返りを、28卒の施策につなげる

28卒の施策を検討する際は、27卒採用の現時点での結果から、「どこから学生と出会い、どの段階で接点が途切れたか」をふり返ると、改善点を整理しやすくなります。

  • 申込者のうち、実際に参加した学生はどのくらいいたか
  • 参加後、次回イベントや選考に進んだ学生はどのくらいいたか
  • 学生から多く寄せられた質問や、不安は何だったか
  • 参加後の連絡が遅れたり、途切れたりしていなかったか

参加者数だけでなく、参加後の行動まで確認することで、プログラムの内容とフォローの両方を見直せます。新しい企画を増やす前に、既存の接点を次につなげる仕組みから整えてみましょう。

例えば、参加率は「参加者数 ÷ 申込者数」、次回イベントへの申込率は「次回イベント申込者数 ÷ 案内した参加者数」で確認できます。集計期間と対象者をそろえ、参加者数とあわせて、学生が仕事や職場をどこまで理解できたかもふり返りましょう。

28卒採用の設計・運用は、WAPにご相談ください

ウッディ・アンド・パートナーズ株式会社では、新卒採用を含む採用コンサルティング、採用代行・アウトソーシング(RPO)、採用ツール作成などを通じて、企業ごとの課題に合わせた支援を行っています。

「秋冬のプログラムを見直したい」「社員座談会を企画したい」「参加後のフォローまで手が回らない」といったお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

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出典・参考資料

キャリタス就活 学生モニター2028
「9月後半時点の就職意識調査」(2026年10月発行)
調査の詳細を見る(PR TIMES)
詳細レポート(PDF・該当データは5ページ)

採用プロセスを案内する際の参考:厚生労働省「大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について」

※本文の具体的な施策・プログラム例は、調査結果を踏まえたWAPの提案です。調査数値・参照情報の確認日:2026年10月13日。

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