人事・採用、テレビ制作、韓国留学。これまで経験してきたことが、いまはWAPの仕事につながっている。
ぼくは、大学生の頃から自分の会社をつくりたいと思っていた。
ただ、その頃からいまの事業をすべて決めていたわけではない。自分ができることに取り組んでいくなかで、仕事が少しずつ広がり、いまの形になっていった感じだ。
今回は、WAPをつくるまでのことと、いま仕事をする上で考えていることを書いてみようと思う。
採用支援から始まり、「じゃあ、ITもやろうか」と
独立する前は、人事・採用の仕事を9年くらいやっていた。会社を離れた後、半年ほど個人で仕事をしていたが、やはりできることには限りがある。それなら法人にした方がいいと思い、会社をつくった。
最初に始めたのは、それまでの経験を活かせる採用支援だ。その後、エンジニアが仲間に加わることになって、「じゃあ、ITもやろうか」となった。
海外の仕事も、自分の経験がもとになっている。外国人材の採用に携わっていたし、大学時代に韓国へ留学していて、韓国語も話せる。韓国の方の日本企業への就職を支援していたら、通訳の依頼もいただくようになった。
今のIT・HR(人事・採用)・海外という3つの事業は、自分ができることや、仲間ができることを組み合わせてきた結果だ。
交換留学に落ちたので、自分で韓国に行った
韓国留学の話をすると、行動力があると言っていただくことがある。ただ、きっかけは、予定していた交換留学の選考に落ちたことだった。
別の地域の学校なら行けるという話もあったが、僕はどうしてもソウルに行きたかった。それなら、自分でやろうと思った。
大学の韓国人の先生に相談しながら学校を調べて、自分で願書を出した。いまのようにスマートフォンで何でも調べられる時代でもなく、留学のエージェントに頼むとお金もかかるので、自分で進めた。
先に韓国へ行っていた友達がいたので、「ちょっと家に泊めてくれ」と頼んで、住むところは決めずに航空券を取って留学に行った。
入学まで1週間くらいあったので、学校のオリエンテーションに行った後、その足で部屋探しをした。当時はまだ韓国語も十分にはできなかったけど、「ここに住ませてほしい」と伝えて、部屋を借りた。
ぼくの留学生活はそんな感じで始まったが、当時の経験や語学が、後の仕事につながっている。
テレビ制作の現場で教わった、相手への気遣い
テレビ制作の現場で働いた時期もある。番組制作や海外での中継に関わり、韓国語や英語を使う場面で声をかけていただくこともあった。
そこで教わったことの一つが、相手への気遣いだ。出演者や周りのスタッフの方々に気持ちよく仕事をしてもらうために、相手のことを考えて、仕事をしやすいように動く。そういうことは、あの現場で学んだと思う。
人事や採用とは違う仕事だが、そこで得た経験も、いまの自分の中に残っている。
根本にあるのは、「後で楽をしたい」という気持ち
会社を始めてから、大変なことがなかったわけではない。ただ、自分ではあまり苦労だと思っていないところもある。
根本にあるのは「後で楽をしたい」という気持ちだと思う。そのためには、若い頃や会社をつくったばかりの時期に、しっかりやっておいた方が、後で楽だろうなと思ってやってきたし、いまもそうだ。
むしろ、気持ちの面で大変なのは、自分でコントロールできないことや、人との関係だ。自分が頑張ればどうにかなることばかりではない。その難しさは、仕事を続ける中で感じている。
採用が変わるのは、僕らの力だけではない
採用支援をしていると、企業の変化を感じることがある。ただ、ぼくたちが何かをすればすぐに変わるほど、簡単なものではない。
例えば、採用が難しいというところから支援を続けて、安定して採用できるようになってきたケースがある。
他の企業さんでは、採用の支援に加え、内定者フォローや研修にも関わらせていただき、採用状況に変化が出てきたところもある。
もちろん、それはぼくたちだけの力ではない。企業側の取り組みもあるし、入社した方たち自身の頑張りもある。
入社された方が仕事で成果を出して、会社の業績だけでなく、その人自身の生活も良くなった。そういう話を聞くこともある。企業の変化は、その先にいる一人ひとりの生活にもつながっているのだと感じる。
周りの人に、「ちょっと良くなったね」と思ってもらいたい
大学時代に韓国に2年ほど住んで、やっぱり日本が好きだなと改めて思った。一方で、日本の中だけで考えていては、見える範囲が狭くなるとも感じている。アジアや世界という枠組みで考えることも、これから必要だと思う。
その中で、事業を行うことで、日本の社会や、一人ひとりの生活がいまより少しでも良くなればと思っている。
自分たちが会社をやって、仕事をして、周りの人たちに「ちょっと良くなったね」と思ってもらえること。そのためには、企業が抱えている課題を解決していくこと、それがぼくたちが存在する価値だと思っている。
そういうことを、一つずつ積み上げていきたい。
今できることをやって、後からつながればいい
これから仕事や進路を選ぶ人の中には、いろいろな情報に触れるほど、「何をしたらいいんだろう」と迷う人もいると思う。ぼく自身も、そういう経験があるので、気持ちはすごく分かる。
いまになって思うのは、あまり人と比較しすぎない方がいいということ。それから、自分は何がしたいのか、あるいは何をしたくないのかを、言葉にして持っておくといいと思う。
正直、明日何が起こるかは分からない。不安だからといって何もしないのは、もったいない。いま、自分ができることや選べることを、一生懸命やる。それが後々、つながっていくのではないだろうかと思う。
ぼく自身、人事・採用、テレビ制作、韓国留学が、こういう形でつながるとは、最初から分かっていたわけではない。
今できることをやって、ふり返ったときに「ああ、確かにつながっているね」と思えればいい。そのくらいのスタンスの方が、楽でいいのではないかと思っている。
思ったより大人は楽しいし、思ったよりなんとかなる。もう少し気楽に考えてもいいのかなと思う。
WAPの事業内容や採用情報は、以下のページで紹介しています。