各職種ごとにおける求人作成のコツを紹介する連載記事2回目。
今回は『歯科衛生士』の応募が集まる募集要項の作成方法をご紹介します。
歯科衛生士の採用でお悩みの院長、採用ご担当者様はいらっしゃいませんか? 応募獲得難易度が高い歯科衛生士。職場の良い点をしっかりとアピールすることができれば、求職者からの応募を集めることができます。
求職者が一番知りたい!「働きやすさ」を徹底アピール
歯科衛生士の求職者が最も重視するのは、ワークライフバランスです。下記の点を具体的に記載し、働きやすさを前面に押し出しましょう。
🟦残業時間の少なさ、年間休日の多さ
「月の平均残業時間は〇時間程度」「残業はほとんどありません」「年間休日〇日」など、具体的な数字や状況を記載することで、プライベートも大切にできるイメージを与えましょう。🟦有給取得のしやすさ、家庭都合での休暇を取得できるか
「有給消化率〇%」「お子さんの急な体調不良や学校行事にも柔軟に対応」など、休暇取得に対して柔軟に対応できることをアピールしましょう。🟦産休・育休制度の完備と取得実績
「産休・育休制度完備」「〇名のスタッフが産休・育休から復帰しています」といった形で、制度が形骸化していないことを示すと安心感を与えることができます。ライフイベントの変化にも対応できる職場は、長期的なキャリアを考える上で非常に魅力的です。
DHが気にする!職場の人間関係を具体的に

職場の人間関係は、歯科衛生士が定着するかどうかの大きな要因となります。良い人間関係をアピールできる具体的なエピソードがあれば、積極的に記載しましょう。
🟦具体的なエピソードで伝える
「月に1回、スタッフ全員でランチ会を開催しています」「誕生日にはスタッフみんなでお祝い!」など、職場の温かい雰囲気が伝わるエピソードを盛り込みましょう。「お互いを『〇〇さん』と呼び合うアットホームな雰囲気です」なども良いでしょう。🟦「ビジネスライク」もポジティブに伝える
もし、あまり活発なコミュニケーションを取る文化がない場合は、「ビジネスライクな関係性で、プライベートに踏み込むことはありません。しかし、仕事中は積極的にコミュニケーションを取り、円滑な治療を心がけています」といったように、ポジティブな側面を強調して伝えましょう。オンオフのメリハリがある職場を好む求職者には響きます。
クリニックの魅力が伝わる!治療方針を明確に記載
歯科クリニックの治療方針は、歯科衛生士が自身のスキルや興味と合致するかどうかを判断する重要な情報です。募集要項にしっかりと記載しておきましょう。
🟦クリニックの理念や方針を明確に
「患者様とのコミュニケーションを重視し、予防歯科に注力しています」「最新の医療機器を導入し、精密な治療を提供しています」など、クリニックの理念や得意分野を具体的に記載しましょう。🟦歯科衛生士の業務内容に触れる
治療方針に関連して、「PMTCやSRPといった衛生士業務に専念できる環境です」「担当制で患者様とじっくり向き合えます」など、歯科衛生士が具体的にどのような業務に携わるのかを伝えることで、入職後のギャップを減らすことができます。
まとめ
歯科衛生士の求人作成では、働きやすさ、人間関係、治療方針の3つのポイントを具体的に、かつ魅力的に伝えることが重要です。これらのコツを活かして、ぜひ多くの歯科衛生士に応募してもらえる求人を作成してくださいね!