2026 / IT TREND
AI時代に求められる
エンジニアのスキルとは?
生成AIの普及により、IT業界では新しい技術や働き方が次々と生まれています。
私たちもIT事業に携わる企業として、こうした変化に関心を持ち、新しい技術を取り入れながら、日々学び続けることを大切にしています。
今回は、2026年の開発者調査を参考に、AI時代のエンジニアに求められるスキルについて、私たちなりの視点で考えてみました。
ChatGPTをはじめとする生成AIの普及により、
システム開発の現場は変化しています。
コードの作成や情報収集をAIが支援する一方、
成果物の品質を判断し、課題を解決する人の役割は
引き続き重要です。
では、2026年の今、エンジニアにはどのような
スキルが求められるのでしょうか。
IT業界の最新動向とSES事業の視点から考えていきます。
01|生成AIで変わる開発現場
生成AIは、コード生成、テストケースの検討、
ドキュメント作成、技術調査など、
幅広い開発業務で活用されています。
Stack Overflowが2026年に公開した開発者調査では、
回答者の約62%が、業務でのAIツール利用について
「非常に好意的」または「やや好意的」と回答しました。
一方で、AIツールやAIエージェントの出力を
どのような場合に信頼するかという質問に対しては、
48%が「出力を容易に検証できる場合」と回答しています。
業務でのAIツール利用に好意的
容易に検証できる場合にAIを信頼
出典:
Stack Overflow Developer Survey 2026
(AIセクション)。
数値は各設問の回答者に基づくものであり、
国内エンジニア全体の割合ではありません。
AIへの評価が高まる一方、
出力を検証できることが信頼の重要な条件に
なっていることがわかります。
AIを活用するだけでなく、
結果の正確性を判断する力が大切です。
さらに同調査では、AIを活用する場面として、
コード生成やデバッグ、テスト作成などの
技術的な業務が多く挙げられています。
こうした結果から、AIはエンジニアの業務を
支援する存在として定着しつつある一方、
人による確認や判断も引き続き
重要であることがうかがえます。
02|これから必要な5つのスキル
AI技術が進化するなかで、エンジニアには
技術力だけでなく、さまざまな能力を
組み合わせることが求められます。
AI活用力
生成AIに適切な指示を出し、
回答を検証する力。
機密情報の取り扱いにも注意が必要です。
基礎技術力
プログラミング、ネットワーク、
データベース、セキュリティなどの
基礎知識は今後も重要です。
課題解決力
依頼された内容を実装するだけでなく、
課題の背景を理解し、適切な解決方法を
考える力です。
コミュニケーション力
チーム内の情報共有や認識合わせ、
課題の報告など、円滑な開発を
支える能力です。
継続的な学習力
新しい技術を学び、
実務で試しながら知識を更新する
姿勢が大切になります。
03|AIと人間の役割分担
AIは開発業務を支援する便利な存在ですが、
すべての判断を任せられるわけではありません。
| 業務 | AIの活用例 | 人が担う役割 |
|---|---|---|
| コード作成 | 実装案の生成 | 品質・安全性の確認 |
| テスト | テストケース案の作成 | 要件との整合性確認 |
| 設計 | 構成案の比較 | 最適な設計の判断 |
| 技術調査 | 情報の整理・要約 | 情報の正確性の検証 |
| 顧客対応 | 資料・議事録の作成支援 | 要望の把握と合意形成 |
AIが得意な作業を活用しながら、
人間が品質や目的を判断することで、
開発の効率と信頼性の両立を目指せます。
04|SESエンジニアへの影響
SESエンジニアは、さまざまなプロジェクトや
開発環境に関わる機会があります。
そのため、新しい技術への適応力や、
現場ごとのルールを理解する力が重要です。
技術力だけでなく、現場対応力も重要に
生成AIを活用できることは強みの一つですが、
それだけで評価が決まるわけではありません。
チームとの連携、業務理解、課題への対応なども
プロジェクトを支える重要な要素です。
AIの利用ルールを守ることもスキル
プロジェクトによっては、生成AIツールの
利用制限や情報管理ルールが設けられています。
ソースコードや顧客情報を外部サービスに
入力する際には、必ず所属先や現場の
規定を確認する必要があります。
経験の幅を成長につなげる
異なる開発環境で得た知識や経験を整理し、
自分の強みとして積み重ねていくことも
キャリア形成につながります。
05|今日からできるスキルアップ
新しいスキルを身につけるために、
最初から大きな目標を立てる必要はありません。
日々の小さな積み重ねが大切です。
AIツールを試してみる
利用が許可された環境で、
技術調査や学習などに活用し、
得意・不得意を把握しましょう。
基礎知識を見直す
普段使用している言語や技術の
仕組みを理解し、AIの回答を
自分で評価できる力を養いましょう。
学んだことをアウトプットする
学習内容をメモや技術記事にまとめることで、
理解を深め、知識を定着させましょう。
現場での課題に目を向ける
日々の業務のなかで改善できる点を探し、
小さな提案や工夫から始めてみましょう。
まとめ|AI時代に大切なこと
生成AIの進化によって、
エンジニアの働き方は変化しています。
しかし、技術の基礎を理解すること、
課題を解決すること、
チームと協力することの重要性は
変わりません。
AIを活用する力と、人間ならではの
判断力を組み合わせること。
それが、これからのエンジニアにとって
大切な成長の方向性の一つといえるでしょう。
変化を捉え、新しい可能性へ。
IT業界では、日々新しい技術やサービスが生まれ、
私たちの働き方や価値観も変化し続けています。
私たちもIT事業を展開する企業として、
こうした変化に目を向け、
新しい技術や考え方を積極的に取り入れながら、
成長し続けることを大切にしています。